脚本家橋本忍さんの訃報に20日午前、山田洋次監督(86)がコメントを寄せた。

 「構成の鬼と言われたこの人から、シナリオの根幹はフレーム(骨組み)にあるということを、ぼくは叩き込まれるように教わった。まさに“師”の名に値する人だった。黒沢明監督とともに『羅生門』や『七人の侍』を世に出した。日本が世界に誇るに足る偉大な映画人を、ぼくたちは失った」。