4月に強風で倒れた看板にぶつかる事故で大ケガを負い、脊髄を損傷し、両下肢まひとなった女性アイドルグループ仮面女子の猪狩ともか(26)が3日、JR大阪駅で行われた「スマホで手助け実証実験」の記者会見にVTR出演。現状を報告し、「勇気を与える存在になりたい」とメッセージを送った。

 「スマホで-」は車いす、ベビーカー利用者、訪日外国人など「移動で困っている人」と「困っている人を支援したいサポーター」をLINEなどを活用してマッチングするプロジェクト。同日から実証実験がJR大阪駅改札外で始まった。

 現在も入院中という猪狩は「いまは自立した車いす生活を送れるようにリハビリをしています。たいへんだなと思うこともたくさんある。最初はできなかったこともできるようになったこともたくさんあります」と報告した。

 仕事がオフだった4月11日、東京・文京区の湯島聖堂にいた猪狩に、木造の看板が強風で倒れ直撃。腰に大けがを負い、緊急手術を行った。

 今後について「ライブ活動もしたいし、いろいろな地域で講演会をしたい。私と同じ立場、似たような境遇の人に対して勇気を与える存在になりたい」とメッセージを送り、「車いすで見たことのない世界がたくさんあると思う。アクティブにいきたい」と決意を語った。

 会見には2歳の男児の母でもあるタレントなるみ(46)、お笑いコンビ、メンバーのチャド・マレーン(38)、元車いすホストの寺田ユースケらが出席した。

 ベビーカーでの移動で苦労することもあるというなるみはプロジェクトについて「助けてくれる人がいるということで気持ちがラクになる」と話し、助け合うことに「お互いがやさしい気持ちがあるっていいよね」と笑顔を見せた。