9月22日に改修工事からリニューアルオープンを迎える「よしもと西梅田劇場」(大阪市北区)の発表会見が19日、大阪市内で行われ、吉本新喜劇座長のすっちー(46)、同劇団員で結成された西梅田ボーイズらが出席した。

JR大阪に近い同劇場は、電車の通過音などを気にする観客からの声が多かった。今回の改修で、屋根は空気が入った二重構造となり、騒音や雨音がこれまでよりも軽減。座席が700席から690席に減らされた椅子の横幅が広がった。さらには各列に段差も付いてステージが見やすくなるなどの改善がされた。

改修にあたって同劇場に立つ芸人の声も反映されたといい、新喜劇などを演じているすっちーは「お客さんに(セリフなどが)ちゃんと聞こえてるのか?(場内が)暑すぎへんか?」など改善点を日頃から上げていたという。「せっかく面白いことをやっているのに、『100%伝わっていないのではないか』という思いがあった」と話し、新装劇場に喜んでいた。

さらには、芸人の利用する楽屋トイレにはシャワー台が完備されたと笑顔を見せ、「リニューアルじゃなく改善です! 最悪やったお父さんがようやく朝起きてくれるようになった、という感じ」と独特の表現で笑いを誘っていた。

リニューアルに伴い同劇場では、「笑いの秋! 西梅田で大笑いしゅんのかいしぇんのかいキャンペーン」(9月22日~11月30日)が開催され、平日公演限定のリピーターに対する割引や、ギャグを披露した来場者にオリジナルステッカーがプレゼントされるなどのキャンペーンが行われる。