沢口靖子(53)主演のテレビ朝日系ドラマ「科捜研の女」(木曜午後8時)の15日4回の平均視聴率(関東地区)が11・5%だったことが16日、ビデオリサーチの調べで分かった。初回は13・4%、第2回は11・2%、第3回は13・5%だった。

沢口演じる京都府警科学捜査研究所(科捜研)の法医研究員・榊マリコが、専門技術を武器に事件の真相解明に挑む人気作。99年にスタートし、現行ドラマシリーズとしては最も長く続いている。

第4話のゲストは国生さゆり、黒坂真美、斉藤祥太、辻本祐樹ら。子供服メーカーのイベント中、控室で社員の渡辺和登(斉藤)の遺体が着ぐるみを着た状態で発見される。着ぐるみの中からボイスレコーダーが見つかり、「目障りだから死んでよ、死ね」とパワハラともとれる女性の声が録音されていた。

マリコが録音データを解析すると、会話の漏れ聞こえを防ぐための「会話マスキング音」が入っていることが分かる。被害者の所属する販売促進部にマスキング音を流す部屋があり、鑑定の結果、音声がここで録音されたことが判明する。

社員によると、渡辺は日常的に上司のパワハラを受けていたという。マリコは高圧的な態度で知られる宝井日美子部長(国生)、名取摩耶課長(黒坂)ら女性社員の声を録音していくが、誰の声紋とも一致しない。謎が深まる中、マリコはある見落としをしていることに気付くのだった。