漫才日本一を決めるM-1グランプリ2018の準決勝が15日、都内で26組が出場して行われた。和牛、霜降り明星、ゆにばーす、見取り図、かまいたち、スーパーマラドーナ、ジャルジャル、トム・ブラウン、ギャロップの9組が決勝進出を決めた。

昨年まで2年連続準優勝の和牛はゾンビネタで安定した笑いを獲得。水田信二(38)は「期待されているのを超えないと。あと4回出られるので、今年優勝して4連覇を狙います」。相方の川西賢志郎(34)は「それは、既に優勝したころあるやつのせりふやろ。もちろん優勝しますけど」と話した。

今年がラストイヤーのスーパーマラドーナはサイコパスネタで笑わせて4年連続の決勝進出。去年は敗者復活から決勝へ進んだが、武智(40)は「俺が一番、M-1のこと思ってんのや!」。対照的に相方の田中一彦(41)はM-1についえ「お仕事の1つ。仕事ですから、もちろん頑張ります」とひょうひょうとして答えた。

手堅いネタで勝負したコンビが多かった中で、新たなチャレンジをしたのがゆにばーす。漫才の途中で、はらが関西弁で1人しゃべりをかます、今までにないネタを披露。川瀬名人(34)は「優勝したら芸人を辞めます」と宣言。はらは、ネタを作りを担当する「川瀬を信じてよかった」と話した。

来月2日に敗者復活、決勝が行われる。決勝のネタ順は昨年と同じく当日に「笑神籤」で出番ごとに決定する。