脳科学者の茂木健一郎氏(56)が、哲学者になることを目指して芸能界引退を発表した元NMB48の須藤凜々花(22)にエールを送った。

茂木氏は22日更新のブログで、引退後は哲学者を目指す須藤に「すばらしいと思います。応援したいです」とエール。「私は、アイドルを経験した人にしかできない哲学があるように思うのです」と持論を展開し、「人に『見られる』こと、夢をいだき、夢を与えること。人気というふしぎでつかみどころのないもの。現代のメディア状況。歌やおどりなどのスキルを向上させていく鍛錬。ファンという『鏡』に映った自分。そのような経験が、直接的、間接的に、哲学者としての須藤凜々花が考えることにつながっていくと思います」と期待した。

須藤は17年6月に沖縄で行われた「第9回AKB48選抜総選挙」の開幕イベントで、突然の結婚宣言。3万1779票を獲得して20位になった際に「初めて人を好きになりました。私、NMB48須藤凜々花は結婚します」と衝撃の発言をして注目された。

その後、ファンやメンバーに謝罪した上で、同年8月にNMB48を卒業してタレント活動を続けていた。18年2月には大学受験に挑んだが失敗。浪人して再挑戦を表明していたが、昨年4月に、かねて交際していた一般男性と結婚した。