女優広瀬すず(20)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8時)の24日に放送された第21回の平均視聴率が22・5%(関東地区)だったことが25日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第15回の23・6%。

同ドラマは、戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父泰樹(草刈正雄)に育てられ、豊かな想像力と開拓者精神を生かし、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家の大森寿美男氏のオリジナル作品。元AKB48で女優の渡辺麻友、井浦新、染谷将太、伊原六花、小手伸也らが朝ドラ初出演。ほかに貫地谷しほり、中川大志、麒麟の川島明、木下ほうか、角野卓造が出演する。また、語り(ナレーション)をなつの父親という設定で内村光良が担当する。

あらすじは、なつと雪次郎(山田裕貴)は、雪月に飾ってあった絵を描いた天陽(吉沢亮)を学校に招き、倉田先生(柄本佑)に紹介した。そして天陽が見学する中、新しい台本での芝居の稽古が始まり、なつは自分なりに演技を演じてみた。すると倉田から何度もダメ出し。幾度とやり直しを言われなつは訳が分からなくなった。倉田からは「お前がダメなのは分かる。何もやろうとしていない。下手以下だ」と言われた。落ち込んで家に帰ったなつは、夕見子(福地桃子)の前で「悔しい」と言って涙した。なつは翌日も演技の練習を行ったが倉田からは「気持ちを作れ。魂が入っていない」とダメ出し。すると前日も見学していた天陽が「魂なんか作れませんよ」と倉田に疑問を投げかけた、という内容だった。