全裸ヌードを発表し、注目を集めている米女優デミ・ムーア(56)が米ニューヨーク・タイムズ紙インタビューで、24日に発売となる回顧録「Inside Out 」について語った。

ムーアは同紙に、「興奮しているのと同時に、かなりの脆弱(ぜいじゃく)も感じている。登場人物を隠していないし、他人が私を描写しているのでもないからです」と、発売を間近に控えた心境を明かした。

回顧録の出版を決めた理由については、「なぜそうするかについて、考えなくてはならなかった。カムバックというよりはむしろ、気づきが動機になった」と話している。

タイムズ紙によると、ムーアは回顧録の中で、15歳の時にレイプされたことを告白。さらに、女優として成功するまでの軌跡、元夫ブルース・ウィリスおよび15歳年下のアシュトン・カッチャーとの結婚生活や離婚原因についても、赤裸々につづっているという。また、結婚生活と女優業の両立、3人の娘たちの子育てについても書かれているようだ。

ムーアは2005年、42歳の時に27歳のカッチャーと結婚。妊娠治療に励むも、妊娠半年で流産を経験。アルコールや薬物の依存症が再発し、2012年に離婚に至る。リハビリ治療を経て、現在は依存症から立ち直ったというムーアが完全に回復するまでについても、描かれているという。(ニューヨーク=鹿目直子)