漫画家で漫画評論家のいしかわじゅんさんが、13日未明に亡くなった漫画家の吾妻ひでおさんを追悼した。

1969年にデビューした吾妻さんは、「ななこSOS」や「ふたりと5人」、「不条理日記」などの作品で有名。2005年に出版した「失踪日記」は、同年の日本漫画家協会賞大賞と文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、06年の手塚治虫文化賞マンガ大賞に選出された。かねてより食道がん治療中だったが、13日未明に都内の病院で亡くなった。69歳だった。

吾妻さんと関係の深いいしかわさんは21日、「新聞社から連絡があった。吾妻ひでおが、13日に亡くなった。闘病しているのは知っていた。それを励ますための出版企画がいくつかあって、先日もひとつ了承したところだった」とツイッターで明かした。「俺の1歳上だったから、まだ69歳。吾妻、長いつきあいだったな。やすらかに」と追悼している。