78歳で亡くなったWヤング平川幸男(本名・平川幸朗=ひらかわ・こうろ)さんの相方、佐藤武志(65)の妻で吉本新喜劇の浅香あき恵(63)が13日夜、ブログを更新し、平川さんを「最後の最後まで気丈に振る舞われて、こちらがパワーをいただいてしまうぐらいでした」としのんだ。

佐藤は、13歳年長だった平川さんの相方として「第2次Wヤング」を結成。浅香と同じ新喜劇出身だった。浅香は「パパの相方でもある平川師匠が天国へ旅立たれました」とブログで切りだし、病状についても「病気は末期を迎えておりましたので、最終的にはホスピスで緩和治療を」と書き込んだ。

2月に腰、ひざなどを手術し、4月にいったん復帰した平川さんだったが、その後5月半ばを最後に再休養に入り、コンビ解散も決意。「Wヤング」の看板を下ろし、闘病に専念しようとしていた平川さんを「覚悟を持って日々を過ごしてる師匠のすごさを目の当たりにして、人はこんなに強くなれるものなのか、改めて偉大さを感じております」と感服する思いを吐露した。

一方で、5キロの道程も平気で歩くなど、体力自慢だった平川さんだけに「人生において、何回もこんなお別れは経験していくことなのだろうけど、あまりにも元気印の人だったからまだ信じられない思いです」と素直な思いも。

歌手志望ながら漫才師になり、自身の夢は息子にたくした平川さん。長男の秋岡秀治は期待通りに演歌歌手となり、デュエット曲も発売した。浅香は、そんな平川さんを思い「師匠! 本当に本当にお疲れさまでした。もう痛みを我慢しなくても大丈夫。天国であの素晴らしい歌を、思いっきり歌って、とびきりの笑顔でお過ごしください」と結んだ。