ヘンリー王子とメーガン妃夫妻が、殿下・妃殿下の称号だけでなく、サセックス公爵・公爵夫人の称号も失うところだったとの報道が浮上した。

英イブニング・スタンダード紙によると、エリザベス女王は夫妻からサセックス公爵の称号も取り上げ、身分を引き下げることを熟考していたという。

ある王室関係者は同紙に、ヘンリー王子は“ダンバートン伯爵”、メーガン妃は伯爵夫人となる可能性もあったとした上で、「公爵の称号は、ヘンリー王子がメーガン妃との挙式前に与えられたものだが、公爵の称号剥奪(はくだつ)は真剣に考慮され、王室の最高レベルで協議された」と語っている。

しかし、女王とチャールズ皇太子が最終的に、「伯爵ではあまりにも“下級”に見える」という理由で反対。王室は18日、夫妻は今後、殿下・妃殿下の称号を使用しないとのみ発表した。

同紙によると、夫妻はすでに100点を超える商品を持つ“サセックス・ロイヤル”ブランドの商標登録を出願しているが、王室離脱により、将来的に“不調和”が起きそうだと報じている。(ニューヨーク=鹿目直子)