地下アイドルグループ「仮面女子」の猪狩ともか(28)が17日、公式ブログを更新し、9月19日にZeppHanedaで行われるワンマンライブをもって卒業すると劇場公演で発表したことを報告した。今後はソロで活動していくという。

猪狩は18年4月に都内で強風で倒れた看板が直撃し脊髄を損傷。その影響で車椅子生活となり、アイドル活動も車椅子で続けてきた。

ブログで猪狩は「きっと仮面女子じゃなかったら、大きな怪我をしたあと、帰ってこれる居場所はなかったと思います」と振り返り、ファンやメンバー、スタッフに感謝。

「“車椅子で活動するアイドル”として注目してもらうことがなかったら、卒業後に個人で活動していけるようなひとではなかったと思います。これは車椅子生活になったことによって新しく開いた道だと思っています」と前向きにつづり、「怪我をして失った物もたくさんあるけど、だからこそ自分にしかできないことや、今後やっていきたいことが見えてきました」と卒業を決意した経緯を説明した。

猪狩はパラリンピックの応援大使や、西武ライオンズがサポートする車椅子ソフトボール大会のスペシャルナビゲーターなどを務め、パラスポーツを周知する活動を続けている。