EXILE TETSUYA(39)が学長を務める通信制の「EXPG高等学院」が、5月7日に約1カ月遅れの入学式をオンラインで開催した。

同校は、LDHが展開するエンターテインメントスクール「EXPG STUDIO」と、ドワンゴが運営する通信制「N高等学校」が提携し、ダンスを学びながら、ネットを活用して必修授業も学び、高卒資格を取得できる。スターの卵を育成するべく、芸能事務所などがスクールを展開する例はこれまでもあったが、「学校」となると現状は多くなく、新たな挑戦ともいえるだろう。

1期生として入学するのは118人(女性87人・男性31人)。生徒を全員面接したTETSUYA学長によると、プロのダンサーやパフォーマーを目指す生徒だけでなく、ライブ演出などダンスに関わる仕事を望む生徒も多くいるといい「バラエティーに富んでいて、おもしろい生徒が集まった」という。当面は勉学の授業だけでなく、ダンスレッスンなどもオンラインで行われるというが、LDHのアーティストも特別講義を行ったり、ライブなど現場での“研修”も今後は予定されているという。

くしくも新型コロナウイルス感染症の影響で音楽イベントも打撃を受けており、エンターテインメントも新たな転換期を迎えているともいえる。TETSUYA学長は入学式で「新型コロナウイルスの影響で、人と人と会うことが接触簡単にできなくなりました。未来は分からなくなったということです。今、世界中のダンサー達がどう人々に伝えていくか模索しています。でもこれはネガティブな意味ではありません。今までとは違った可能性が広がっています。ダンスの未来を作るのは皆さんです。皆さんの夢を一緒にかなえていきましょう」と呼びかけた。

アーティストだけでなく、エンタメ界を支える“スペシャリスト”が、同校から続々と輩出されていくのが楽しみだ。【大友陽平】