緊急事態宣言の解除を受けて、吉本興業のお笑いライブが6日、無観客有料ネット配信で再開された。

お笑いコンビ、とろサーモンが、東京・渋谷のヨシモト∞ホールで開催された「超即席単独ライブ too shy!~108日ぶりの漫才~」に出演した。2人が漫才をするのは2月19日に東京・よみうりホールで行われたライブ「新星漫才選集」に出演して以来。ライブ復活の先陣を切った。

久保田かずのぶ(40)と村田秀亮(40)は2メートルのソーシャルディスタンスを取り、間には透明なパネルが設置された。自粛期間中に大流行したゲーム「あつまれ動物の森」を題材にした漫才を披露した。

漫才を終えた2人は「楽しかった」と笑顔を見せた。村田は「無観客もいいかも。いい経験になった」。久保田は「俺はぬくもりがあった方がいいな。客の反応がないとやりにくい。でも、勉強になった」と話した。

吉本興業は新型コロナウイルス感染拡大防止のために、3月2日に公演や主催イベントを中止。その後、無観客のお笑い公演を配信してきたが、4月8日の緊急事態宣言を受けて中止。5月25日に全国で緊急事態宣言が解除され、この日から有料配信の公演を再開した。大阪・よしもと漫才劇場ではミルクボーイ、見取り図らがライブ配信の無観客公演を行った。

19日からは東京・新宿のルミネtheよしもとなど全国5劇場で観客を入れた公演を実施していく。