年内解散を発表しているE-girlsが5日、有料配信ライブ「LIVE×ONLINE」に出演した。公演前に取材に応じたリーダー佐藤晴美(25)は「ラストは、ファンの皆さんの前でいい時間を過ごせるようなライブを目指していきたい」と、ファンの前でライブを行った上で、活動を終える意向を明かした。

同グループは昨年12月、20年いっぱいでの解散を発表した。2月からスタートした“ラストツアー”は、コロナの影響で全13公演中、同22日の三重・サンアリーナ公演までの3公演を終えたところでストップ。3月末には無観客での配信ライブも行ったが、先月中旬には、E-girlsを含めた開催を発表していた年内の全ライブ中止が決まり、HIRO(51)は「メンバーの今後のビジョンも含めて、(解散時期が)今年いっぱいなのか、延ばすのか話し合っています」としていた。

自粛期間中、今後を心配するファンの声も多く届いたといい、佐藤は「改めて皆さんへの感謝の思いが強くなった」という。メンバーそれぞれが積極的にSNSを更新したり、動画共有サービス「TikTok」でダンス動画を配信したり、ファンと交流してきた。

この日のライブでも、代表曲「Follow Me」や、今回のツアーでも披露し、ファンへの感謝や旅立ちを歌った最新曲「So many stars」(5日から配信)まで、活動の軌跡をたどる“ベストライブ”で魅了した。

所属するLDHでは、8月以降の「ソーシャルディスタンスライブ」開催を検討中。ラストイヤーは「ファンへの感謝を伝える1年」と位置づけており、鷲尾伶菜(26)は「皆さんの前でライブができた時には、その思いを軸にしてやりたいです」と話した。今後についての話し合いも継続していくといい、武部柚那(22)は「直接ファンの皆さんに感謝を伝えたい。もう少しお待ちください」とした。