4代目林家染丸門下の林家そめすけ(53)が6日、大阪・天満天神繁昌亭で、19日に開催する「週末競馬予想的中記念落語会」の会見を行った。高松宮記念を的中させた配当で朝席を借り切り、一般客を抽選で50人ほど無料招待する。

そめすけは3月にYouTube繁昌亭チャンネルライブ配信で高松宮記念を予想。この日の会見に同席した笑福亭風喬(46)大平我路(41)と3000円ずつ出し合い、笑福亭枝鶴(63)にも同額を出してもらい、3連単の6頭BOXで21万7720円を的中させた。

そめすけには観客を招待したい気持ちと同時に、80年代の漫才ブームで「太平サブロー・シロー」として活躍し、12年に55歳で亡くなった大平シローさんへの思いもあった。ものまねを得意としていたシローさん。そめすけは「シローさんのものまねグループに入っていたことがあって。お世話になった」と明かした。

ともに馬券を当て、記念落語会にも出演する我路はシローさんの最後の弟子。そめすけは「シローさんとものまね漫才を繁昌亭でやりたかったが、亡くなられてしまった。その弟子を繁昌亭の舞台に上げてあげられた。師匠のおかげかな」と語っていた。

落語会は我路のほかに、風喬も出演し、枝鶴が中トリ、そめすけがトリを務める。演目は「当日のお楽しみ」としたが、枕は競馬にまつわるエピソードを盛り込む。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため休館していた繁昌亭は1日に121日ぶりに再開。そめすけは休館中に「毎日、落語会に行ってたけど、なくてもいい」という声を耳にし「人間って慣れてしまうと…」と、怖さも感じていた。今回の落語会で「生の会場、ライブがいいでしょうっていうきっかけになれば」と意気込んだ。

落語会への応募は、オフィス染の担当者(090・9118・7914)まで。締め切りは17日。