新型コロナウイルスの感染拡大の影響で撮影が休止していた米映画「ジュラシック・ワールド」シリーズ第3弾「ジュラシック・ワールド/ドミニオン」の撮影が6日から英国のパインウッド・スタジオで再開されたものの、クルー数人がコロナに感染して再び撮影が中断されたと報じられた。

同作は今年2月25日から撮影が始まったが、3月半ばに中断されていた。

複数の英メディアがコロナ感染による中断を伝えているが、製作するユニバーサル・ピクチャーズは「報道は事実ではありません。撮影は今日で5日目です。この素晴らしいプロジェクトが再開できてうれしく思っています」とコメントを発表。クルーに感染者が出たことを否定している。

米ヴァラエティ誌によると、撮影は16週間残っているが、出演者とスタッフの検温やウイルス検査、消毒や清掃などさまざまな感染予防対策のために500万ドルを投じ、厳重な対策のもとで撮影が再開されたという。

俳優クリス・プラット主演で大ヒットした「ジュラシック・ワールド」(15年)の続編「ジュラシック・ワールド/炎の王国」(18年)に続く新作は、コリン・トレボロウ監督が再びメガホンをとり、プラットと女優ブライス・ダラス・ハワードのコンビも続投。来年6月の全米公開を予定している。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)