株式会社TOKIO「敏腕広報」松岡昌宏のコミュ力

TOKIOの長瀬智也(41)が来年3月をもってジャニーズ事務所から退所し、グループから脱退することを発表した。長瀬の脱退に伴い、城島茂(49)国分太一(45)松岡昌宏(43)はジャニーズ事務所の子会社「株式会社TOKIO」を設立。来年4月以降は3人でTOKIOを存続し、新たなチャレンジを続ける。

「株式会社TOKIO」では、城島が社長、国分が副社長兼企画、松岡が副社長兼広報を務めるという。記者として特に注目したいのは、「広報松岡」の今後の活躍だ。

このほど3人が都内で取材に応じた際、松岡は「この30分前に、(国分から)いきなり『広報だ』って言われた」と明かしていた。それでも、城島からも「口が達者」と絶賛されるトーク力や、コミュニケーション能力は健在。城島のかしこまった言葉を柔らかく要約したり、「言い方は悪いですけど、1つの通過点」「ひとことで言うと円満離婚」など、キャッチーなフレーズを織り交ぜて説明するさまは、まさに「敏腕広報」だった。

ケース・バイ・ケースだが、芸能事務所の広報担当は、タレントのPRだけでなく、事務所のイメージアップなど、さまざまな業務に携わることになる。時には、スキャンダル対応などを務める場合もある。各メディアに状況説明をしたり、報道の内容についてさまざまな要望を出したりと、多彩な業務がついて回る。謝罪会見などを広報担当が仕切ることも多い。単純に「宣伝だけすればいい」わけではないのだ。

取材に応じた際、スキャンダル対応の可能性について松岡は、「書くなら、どうぞどうぞ。どうせ(週刊誌などに写真を)撮られるのは、こいつしかいないですから」と城島を指さし、城島から「ちゃんと真面目にするわ!」とツッコまれていた。

フランクな姿勢は、自身の結婚観にも表れている。独身を貫いており、たびたびメディアに対しても「自分は結婚には向いていない人間」「離婚したくないから、結婚しないのかも」などと、ざっくばらんに答えている。ドラマなどの取材会でも、「最近、何か追ってる記事あるんですか?」と記者に尋ねることもある。週刊誌の直撃を受けても全く気後れすることなく、堂々とオープンに振る舞っている。

親しい関係者は「ずっとああいう感じですから、本当に広報に向いていると思います。明るい話題でフランクに対応するだけでなく、ネガティブなシーンではきっちり言うことを言うタイプ。時にはメディアに対して怒ったりすることもあるでしょうし、『松岡スタイル』で新会社を支えていくんでしょう」と話す。

株式会社TOKIOの本格始動は来年4月から。現在の社員は城島、国分、松岡の3人のみで、今後マネジメントや事務まわりのスタッフなどを雇っていくとみられる。俳優業など多彩な方面で活躍する松岡は、当然広報だけに専念するわけにもいかないだろう。松岡の部下なのか、相棒なのかは分からないが、新たに広報の窓口を務める社員が今後加入する可能性もある。

いずれにせよ、あらゆる意味でメディアと接する機会が増えていきそうだ。ある芸能事務所広報は、「松岡さんが芸能界の新たな広報のスタイルを開拓するかもしれないですね」と話していた。持ち前のコミュニケーション能力を生かした「広報松岡」の手腕に、多方面から注目が集まっている。【横山慧】<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>