酒気帯び運転容疑で逮捕された元TOKIOの山口達也容疑者(48)が24日午後10時すぎ、警視庁本部から釈放された。

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山口容疑者の飲酒が供述通りだとすると、麦焼酎を飲み終わってから約9時間半後に、追突事故を起こしたことになる。厚労省「健康日本21」では、節度ある適度な飲酒の量を、1日平均純アルコール20グラム(=1単位)程度としている。アルコール依存症などを予防し、回復を応援する特定非営利活動法人アスクのホームページによると、体質や体重、体格、年齢などによる個人差はあるが、1単位のアルコールの分解にかかる時間は、男性は飲み終わってから約4時間とされているという。

焼酎の場合、「アルコール度数25度のものが100ミリリットル」=1単位とされるため、山口容疑者が同じ度数の焼酎を5、6杯飲んだと仮定すると5~6単位となり、アルコールが体内から消えるのには単純計算で20~24時間かかることになる。またアルコールの分解は睡眠中には遅れるという。

山口容疑者が午前0時まで飲酒し翌午前9時まで就寝していたとしても、アルコールは完全に分解されたとは考えにくく、基準の5倍近くのアルコールが検出されるのも必然といえそうだ。