TBS系連続ドラマ「危険なビーナス」(日曜午後9時)の放送が第8回を迎えます。「弟の妻」を名乗る楓と出会った伯朗が、もう関わらないと決めていた矢神家を訪れ、遺産相続をめぐる不穏な動きに巻き込まれていく姿を描きます。さらなる急展開を迎える第8回のあらすじを紹介します。

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伯朗(妻夫木聡)は突然自宅に押しかけてきた牧雄(池内万作)から、脳の研究をしていた康治(栗原英雄)の研究記録を見つけて欲しいと言われる。そこには、伯朗の実父、一清(R-指定)の脳腫瘍に対する研究データがあり、それが人類の未来において画期的な発明につながる内容だというのだ。さらにその研究資料は、康治から伯朗の母の禎子(斉藤由貴)が譲り受けているはずだから伯朗こそがそれを探す者として適任だと断言する。牧雄が探していた30億の遺産よりも「価値があるもの」とは康治の研究記録だった。

康治の治療を受けた後、一清は若くして亡くなった。康治は禎子を手に入れるため、患者だった一清の死を意図的に早めたのではないか。そんな疑念を拭えない伯朗に対し、楓(吉高由里子)は当時の康治を知るある人物に会いに行こうと伯朗を誘う。