6月に女性との不倫スキャンダルが報じられ、同10日から芸能活動を自粛していたお笑いコンビ、アンジャッシュの渡部建(48)が3日、都内で囲み会見を開いた。渡部は、11月末に一部で、日本テレビ系大みそか特番「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」の「絶対に笑ってはいけない大貧民 GoToラスベガス24時!」で地上波復帰すると報じられた件について質問が集中すると「収録に関して、本当に申し訳ない。それに関しては本当に申し訳ない」と肯定も否定もしなかった。

その上で「放送前の番組内容に関しては、私の口からは言えない。大きな矛盾があると思うが、世間様の声を聞いて謝罪会見をしなければと」と、謝罪前に「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」の収録が済んだという報道への、世の中の批判が沸騰したことが会見を開いた大きな要因だと吐露した。取材陣からは「謝罪の前に仕事か?」「番組名は言わなくて良い。仕事を始めているか、始めていないかだ」と追及の声が相次いだ。

中には「我々は(会見場に)ガキの使いで来ていない!!」との厳しい声もあった。渡部は「すみません、ちょっと申し上げられないというか。最初に謝罪すること以外、他意はない」、「申し訳ありません。すみません。え…申し上げられません」、「記者会見をせず、どうするんだという声があった。昨今の報道で1日も早くやった方がいい」と、しどろもどろの回答を繰り返し、ひたすら頭を下げ続けた。

会見前に、ダウンタウン松本人志が、ツイッターで「あえて会見の前に。。。オレと渡部の共演は当分無いと思うよ~。」とツイートした件を引き合いに「収録した番組は、お蔵入り?」と聞かれると「諸先輩にご迷惑をおかけした」と謝ることにとどまった。

収録が11月18日という一部報道を受け、その日、何をしていたかと聞かれると「細かいことは答えられない」と言い、はなをすすった。

復帰報道を見た時の思いについて聞かれると「復帰に関しての皆さんの意見を聞いて、そういう感情…早いんではないかとお思いになる方が多いんだなと思った」と答えた。先に謝罪すれば、そんなこともなかったのでは? と聞かれると「先に謝罪会見をやって、自粛に入れば、こんなことはなかった」と後悔した。

「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」の「絶対に笑ってはいけない大貧民 GoToラスベガス24時!」が放送されたら、今日の会見は何だったのか? と聞かれると「僕がしてしまったことの、謝罪に出来ればなぁと…。ご迷惑をおかけしてしまったな」と、苦しい返答に終始した。