モデルで女優の桃月なしこ(25)が1日までに、公開中の映画「魔進戦隊キラメイジャーVSリュウソウジャー」への思いを語った。桃月はヨドンナ役を演じている。
-ヨドンナ役を演じることが決まった時の当時の感想や思い出をお聞かせください
桃月 受かった時は驚きとうれしさでいっぱいでした。オーディション受けていた人もすごく多かったので、正直自分が選ばれるとは思っておらず、オーディション後の感想は「悪役って楽しいー!」だけでした。そしたらまさかの受かったよとマネジャーから聞いて、まず「本当に? ヨドンナ? 私が?」とちょっと疑ってしまいました(笑い)。それくらいびっくりしてて。ただ、困ったことに受かったと聞いたのが別のお仕事現場の直前だったので、うれしさでソワソワしてしまって、身が入らなくなりそうで(笑い)。その後お仕事を終えてから真っ先に親に連絡を入れたら「おめでとう、毎週の楽しみが増えるね」と喜んでもらえて私もとてもうれしかったです!
-演じるにあたり苦労した場面や、印象深いエピソードなどありますか
桃月 ヨドンナというキャラクターを演じることは本当に楽しくて苦労したというのはあまりないのですが、しいて言うなら高笑いを絞り出すのが大変だったかもしれないです。とはいっても私の普段の笑い方とヨドンナの笑い方が似ているので、もともとはそんなに無理して作っているというわけでもなかったのですが、役として意識して高笑いしようとするとやっぱり大変で、段取り・テスト・本番と何度も高笑いを続けていると、腹筋にきたり喉にきたりと大変でした。あ、あとはアフレコ…笑い。今回初めてアフレコに挑戦したのですが、アクションシーンでのむちを振る時の声や、やられる時の声を出したことがなかったので、徐々に声の出し方がマシにはなったのですが、最初は本当に下手くそで。実は一番アフレコが苦手意識ありました(笑い)。
印象深いエピソードは最終話までの2話やヨドンナの登場シーンはもちろんなのですが、それ以外だとやはり34話の「青と黄の熱情」です。元々ヨドンナはアクションをするというキャラクターではなかったのですが、登場シーンで為朝くんを蹴った快感が忘れられず(笑い)。もっとアクションやりたい! と言ったらばりばりにアクションをさせてもらったというのがこの回です。練習時間もほとんどない中での撮影なので大変ではあったのですが、しっかりとやりきることができました。ありがとうございました!
-「#ヨドンナ様しか勝たん」のワードがSNSでも大変盛り上がり、Twitterトレンドにも取り上げられたり、グッツなども沢山発売されたり、なしこさんの感想をお聞かせください
桃月 いやほんとに…ここまで話題にしてもらえるとは思ってなくて…笑い。「#ヨドンナ様しか勝たん」というタグは私が作ったんですけど、私と私のツイートを見てくれているフォロワーたちが盛り上がってくれたらいいなという身内ネタくらいのつもりだったのが、気がついたら特撮ファンの方々も使っていてくれて。そして「ヨドンナはヨドンナさんでもヨドンナちゃんでもなくヨドンナ様を定着させたいという中の人のもくろみが」というツイートをしたら本当に「ヨドンナ様」で毎週毎週トレンド入りするようになりまして。元々ヨドンナというキャラクターは毎週出るキャラクターでもなく、最終話まで生き残るキャラクターでもなく、ヨドンナの演技力や話題性によって今後の出番が変わるからと大人たちに圧力をかけられていたので(笑い)。結果的に皆さんがヨドンナを愛してくれたおかげで、ここまでキャラクターとしても成長することが出来ました。ありがとうございます!
-「魔進戦隊キラメイジャーVSリュウソウジャー」の見どころをお聞かせください
桃月 やはり坂本監督の下でのしらふアクションが一番の見どころだと思います。キラメイジャー本編では、しらふアクションがほぼなかったのですが、今回は私含めキラメイジャー皆がしらふアクションに挑戦しているので、リュウソウジャーの皆との共闘シーンは見どころです。私個人としても本編以上に激しいアクションシーンに挑戦しているので、ぜひみて欲しいなと思います。あと個人的に一番頑張ったと言っても過言ではないのがEDの"アレ"なので、ぜひEDまで見逃さずに楽しんでいただきたいです。
-なしこさんにとって、ヨドンナとは
桃月 私を成長させてくれたものだと思います。最初はヨドンナはどういうキャラクターなのか、どう演じたらいいのかと試行錯誤をしていましたが、約半年ヨドンナを演じさせてもらったことで、少しずつヨドンナとリンクし、その結果最終話ではカメラが回る前から涙が止まらなくなってしまうというほどヨドンナと近づけたと思います。ヨドンナでアクションやアフレコ、さらに舌出し含めた普段では見せたことのない表情など、本当にたくさんの経験をさせていただきました。今回させてもらった経験を今後に生かせるように、これからもヨドンナと共に頑張っていきたいと思います!