今年2月に大手芸能事務所サンミュージックから7年ぶりに歌手としてデビューした、舞乃空(まのあ=18)が26日、東京で初のミニライブ「舞乃空 ライブミーティング」を開いた。同事務所に所属した大先輩の松田聖子(61)の代表曲の1つ「夏の扉」をはじめ、アンコールを含めて11曲を披露。今後の目標として、NHKのど自慢グランドチャンピオン大会で立ったことがある、NHKホールで行われるNHK紅白歌合戦を挙げた。一方で、感極まって涙ぐむ一幕もあった。

舞乃空にとって、この日の「舞乃空 ライブミーティング」は仕切り直しの舞台だった。2月8日にシングル「うたかた」でメジャーデビューし同日、地元の大阪で発売を記念してミニライブを、同16日には東京・堀越高を卒業し、3月7日には東京・池袋サンシャインシティ噴水広場で、東京で初のミニライブを開催。満を持して7月8日に「舞乃空 ライブミーティング」の開催を予定していたが、自らの体調不良で、開催2日前の同6日に延期を発表していた。冒頭で、延期を謝罪した上で、ライブ開始直前に雨が降ったことを受けて「さすがの雨女でしょ? 晴れ女に変わったと思ったですけど…」と言い、観客の笑いを取った。

この日は「夏の扉」に加え「夢の中へ」「め組の人」「ハナミズキ」といったJポップを代表する楽曲や「残酷な天使のテーゼ」といった人気アニソンまで幅広くカバーした。「事務所の先輩でもあります、松田聖子さんに(『夢の中へ』は)斉藤由貴さんバージョン。いかがでしょうか?」と観客に呼びかけた。

この日は、サンミュージックの相澤正久社長も、ファンとともに客席から舞乃空のステージを見守った。ファンからの質問コーナーで、サンミュージック入りした理由を聞かれると、舞乃空は「社、社、社…社長」と、さすがに緊張の面持ちを浮かべた。それでも「オーディションみたいなのは受けていないんですけど、お偉いさん10人くらいがいる会議室に行ったら、メチャクチャ温かく、アットホームなんですよ。これが芸能事務所か? というほど、アットホーム」とサンミュージックからデビューした理由を説明し、感謝した。「自慢は(所属レコード会社の)日本クラインが、のど自慢でスカウトしてくれて、サンミュージックにズドンと入った」と胸を張った。

今後の夢について聞かれると「いろいろ、興味あるんですけど…女優さんを、やってみたい」と即答。「歌も、演じることだなって思っているんですけど(歌詞が)言葉に変わるから出来るかなと思ったり、出来ないかなと思ったり。(フジテレビ系ドラマ&映画の)『コンフィデンスマンJP』が大好き」と続けた。

さらに「女優になったら…手術したい」と、唐突に口にして客席を驚かせた。その真意について「『ドクターX』は失敗しないので。『メス』と言ったり出来る女をやってみたい。刑事役…夢が広がるよね。実際に出来ないことが役なら体験できる。体験できないことをお芝居でやってみたい」と、テレビ朝日系ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」のような医療もの、刑事もののような、固い役どころを演じたいと説明した。

アンコールでは、数カ月前から練習を続けているエレキギターを手に再登場し、デビュー曲「うたかた」を、初めて弾き語りで生披露した。舞乃空は「いつもステージで震えていて…テレビ収録でも。でも、安心して楽しむことが出来ています。今日は、すごく楽しいので終わって欲しくない。エレキは数カ月前に始めて…手汗、びっしょりだわ。あぁ、緊張した。ここで披露できて良かった」と言い、涙ぐんだ。そして「のど自慢のチャンピオンでNHKに立っているから…紅白、出たいね、紅白歌合戦にみんなで出たいから」とファンとともに紅白歌合戦を目指すと誓った。