“キス王子”こと荒井啓志(24)が活動の場を広げている。俳優歴1年未満ながら、ショートドラマでのキスシーンが番組スタッフの目にとまり、恋愛リアリティー番組「テンキス~キスすると人は恋に落ちるのか?~」(Lemino)に出演。甘いマスクと、熱く誠実なキャラクターが印象的な24歳。芸能界を志した理由や今後の展望を語った。【玉利朱音】

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高校生までバスケットボールに励み、地方大会に選抜選手として出場するほどの腕前を誇った。「バスケのプロ選手になった友人の試合を見てすごく感動して。僕も誰かを感動させたいと思った」と、キャンパスミスターコンテスト「CAMPUS BOYS 2022」に挑戦し、グランプリを獲得。“日本一の男子大学生”の称号をつかみ、昨年3月から俳優活動を開始した。

ショートドラマ「キス×kiss×キス~LOVE 2 SHOWER~」(テレビ東京)で演じたキスシーンを見た番組制作スタッフから「新人なのにこんなキスができるのか」と絶賛された。オーディションを突破し、恋愛リアリティー番組「テンキス~キスすると人は恋に落ちるのか?~」(Lemino)出演をつかんだ。“恋リア”出演に憧れがあったといい「『オオカミくんには騙されない』や『恋愛ドラマな恋がしたい』(ともにABEMA)を見ていて、自分も出てみたいなと思っていたんです」。

番組では「毎日キスをする」という驚きのルールのもと、男女8人での共同生活にチャレンジ。「表に出る仕事をしていくうえで、ありのままの姿を見てほしくて。大人になると素を出せる機会ってなかなかない。絶好の機会だと思いました」と、自らをさらけだして挑んだ。「能登半島地震で被災された方から『テンキスが今の楽しみです』ってメッセージをいただいて。誰かを笑顔にしたいと思ってこのお仕事を始めたので、すごくうれしかった」と笑顔を見せた。

簡秀吉(21)西山潤(25)ダブル主演のBLドラマ「好きやねんけどどうやろか」(木曜深夜0時54分、読売テレビ)に、西山の後輩役として出演。「西山さんに『今は精いっぱいで、演技をしていて楽しいのかまだ分からないんです』って相談した」と明かし、「『いいんだよ、まだ啓志は教習所の段階だから』と言っていただきました。『教習所でいっぱい練習して、路上に出たら運転って楽しいもんだから』って。すごく納得しました」とほほ笑んだ。

目標の俳優を聞くと「憧れっていうのは持たない性格なんです」とにっこり。「バスケをしていたときからいないんです。大谷翔平さんがWBCで言っていたように、憧れちゃうと絶対超えられない」と力を込めた。端正なビジュアルからから“王子様系”な役どころが多いが、「ダークな役をやってみたい。『孤狼の血 LEVEL2』の鈴木亮平さんを見て、嫌いになりかけるくらい嫌だった。それってすごく成功だと思うんです。全人類に嫌われる役をやってみたい」と意気込んだ。

「いろんな経験をさせてもらった1年目。2年目もたくさん、いろんなものを吸収したい。失敗は怖くないと思って、やらないで後悔するのはなしにしたい」とまっすぐな瞳で熱弁。「まずは顔を覚えてください!」と端正な笑顔でアピールした。

◆荒井啓志(あらい・けいし)1999年(平11)6月16日、宮城県生まれ。趣味はバイクで愛車はハーレー。バスケットボールのポジションはPG。172センチ。