歌舞伎尾上右近(33)が「錦秋十月大歌舞伎」(同1~21日、東京・歌舞伎座)で上演される「義経千本桜」の「吉野山」で、Aプロの配役上演では清元栄寿太夫として清元の立唄を、Bプロの配役上演では右近として狐忠信をつとめる。5日、松竹が発表した。立唄とは、清元の太夫をリードする役目。

清元の立唄、俳優の二刀流となる右近は「第3部『吉野山』Aプログラムには、清元の演奏家清元栄寿太夫として参加させていただきます。(市川)團子さんつとめる忠信を、私は清元節の太夫としてサポートし、盛り上げる役割を担えたらと思っています。Aプログラム、そして私が佐藤忠信実は源九郎狐をつとめるBプログラム、どちらもご覧いただいた暁には、俳優と清元節の太夫という私の両面をお楽しみいただけますので、ぜひとも歌舞伎座にお越しいただきますよう、よろしくお願いいたします」とコメントしている。

右近は、歌舞伎俳優と清元の二刀流として、18年11月歌舞伎座「十六夜清心」で清元栄寿太夫として出演して以来、歌舞伎座の本興行で清元の太夫をつとめる4回目。今年6月の「お祭り」では、立唄を歌舞伎座で初めてつとめた。