第30回釜山映画祭でミッドナイト・パッション部門に出品された、二宮和也(42)の主演映画「8番出口」(川村元気監督)の公式上映が18日深夜、韓国で行われた。

無限ループする地下通路で異変を探して8番出口を求めて迷う男を演じた二宮と、スーツ姿の歩く男を演じた河内大和(46)と、川村元気監督(46)が登壇。深夜の上映にも関わらず、約700席が満席。観客からの割れんばかりの拍手で出迎えられた3人は、「アニョハセヨ!(こんにちは!)」と韓国語であいさつした。

「8番出口」は、インディーゲームクリエーターKOTAKE CREATE氏制作の無限ループゲームの実写化作品。脚本は、22年の映画「宮松と山下」を手がけた監督集団「5月」の平瀬謙太朗氏(38)が共同で手がけ、二宮も脚本協力としても参加している。出演の経緯を聞かれると二宮は「ある日、川村監督に急に呼ばれて、『8番出口』を実写映画化したいと言われて、率直に『何を言ってるんだろう』と思いました。原作にはストーリーがないため、まずはどういう風に映画化をしていくのか構想を聞かせていただき、普通の映画ではない特殊な設定が逆に楽しそうだなと思い引き受けました」と語った。

河内は「私が出演したある舞台をたまたま川村監督が観劇していたのですが、その内容が歩くシーンを象徴的に描いており、オファーをいただきました。私は舞台にずっと出演してきて、体を使うことが得意だったため、今回の“歩く男”にぴったりはまったのだなと思います。本当にタイミングがよかったですね」と語った。

川村監督は「スマホやテレビで映像を見る時代ですが、映画館で見るために作りました。いろいろな意味で待たなければいけない、次に何が起こるのかを予想しなければいけない、鑑賞後もいろいろ考えなければいけない作品です。スマホをおいて95分間『8番出口』の世界に没入してほしいですし、ここにいらっしゃるみなさんが韓国で初めて見る方々なので、ぜひ韓国中に広めてほしいです」と韓国初お披露目に集まった観客に呼びかけた。