上方落語協会の笑福亭仁智会長(73)、落語家桂米二(68)、桂米團治(66)、笑福亭生喬(56)が30日、大阪市の天満天神繁昌亭で「桂米朝生誕100周年記念ウイーク」(10月20~26日、同所)、「文化勲章受章 桂米朝 生誕100年記念月間」(11月3~30日、同所)開催記者会見に出席した。
今年は米朝さんの没後10年、生誕100年に当たる。戦後、滅びかけていた上方落語を継承、復興させ、「上方落語中興の祖」と呼ばれる米朝さんの功績をたたえ、米朝事務所では3月のサンケイホールブリーゼを皮切りに、さまざまな催しを開催してきた。上方落語協会でも、その功績をたたえ、次代に受け継いでいくために繁昌亭で2つの記念公演を行う。
米朝さんの直弟子を代表し、米二は「師匠が亡くなって10年。目の前で師匠がにらんでいる気がして、そのたびに気が引き締まっておるんですけど、その米朝を顕彰するウイークと月間を作っていただいて喜んでいる。皆さんに米朝を忘れてほしくないという思いです」とあいさつ。
月亭一門も含めると93人いる米朝一門も直弟子の高齢化が進む。自分の弟子の桂二葉から「いつまでも長生きして下さい」と言われたそうで、「今までは言う方やと思ってた。初めてそんなこと言われて戸惑ってます」と笑った。
意外にも、米朝さんは繁昌亭で落語を演じたことはなかったが、高座の上部には米朝さんが揮毫(きごう)した「楽」の字が飾られ、思いが息づいている。米朝さんの息子の米團治は「米朝の思いを繁昌亭で広めると、どこかからおやじが『やってるんかいな』と温かく見てくれていたらなと思う」と話した。
一方、仁智会長は公演について「協会全体で米朝師匠の功績を胸に刻んで新たな1歩という形にするために、ほぼ協会員全員が出演という形を取らせていただいた」と説明。「-記念月間」では1カ月で延べ280人が出演する。
番組制作を担当した生喬は「決めるのが大変でした。4時間くらいかかった」と説明。報道陣から「出番でもめなかったのか?」と聞かれると、「耳には入ってきてないですけど、この人とこの人がブッキングしたらアカンとかやってるんですよ」と苦笑い。米團治も「その辺は生喬さんが1番詳しい」と笑っていた。



