岸井ゆきの(33)が30日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた、東京国際映画祭ウィメンズ・エンパワーメント部門に出品された、宮沢氷魚(31)とのダブル主演映画「佐藤さんと佐藤さん」(天野千尋監督、11月28日公開)公式上映に登壇した。「実生活ではない夫婦生活を、かいま見えるかも知れないと思い、演じるのが楽しみな脚本だった」と振り返った。

「佐藤さんと佐藤さん」は、天野千尋監督が熊谷まどか氏と共同で脚本を手がけたオリジナル作品。岸井は劇中で芯が強く明るい佐藤サチ、宮沢は真面目でインドアな佐藤タモツを演じた。岸井は「出会って、恋人になって、結婚して、家族になっていくさまを15年、描く。2時間をギュッと詰めるのは、すごいこと。大ざっぱではなく、ささいなところまで描いている」と作品を評した。

作品は、この日が日本初上映だった。岸井は、初共演の宮沢の印象を聞かれると「本(台本)読みで初めてお会いしましたけど、絶対、どこかで会ってるよな…ないんですけど、お互いのことを楽に話せる関係性ができ、芝居に没入できた」と初対面から好印象だったと明かした。「穏やかで優しいので、撮影現場でピリつくとこもないんだろうなという安心感があった」と笑みを浮かべた。

宮沢は、岸井の言葉を聞き「ちょっと、恥ずかしいですね」と照れた。「ゆきのちゃんの作品は、たくさん見ていて、魅力的だと思っていた。共通の知り合いがいて、才能もあり魅力的だと聞いていた。想像以上に優しく、太陽みたいな存在だった」と岸井を評した。