歌手中森明菜(60)が30日までの2日間、ザ・リッツ・カールトン大阪で「AKINA NAKAMORI Year-end DINNER SHOW2025」を開催。東京、大阪と行われたディナーショーを完走した。

圧倒的な歌声は健在だ。純白のドレス姿に赤い花をイメージしたレイ風のショールをかけて登場し、「花よ踊れ」を披露。500人のファンから手拍子と拍手で迎えられ、1曲目から一体感に包まれた。

「年末のお時間のないところ、私のために時間を割いて足を運んでくれてありがとうございます。私の曲ですから全部懐かしい曲だけど、本当に懐かしいスローなナンバーをお届けしたいと思います」

こうあいさつした後、「スローモーション」「セカンドラブ」「LIAR」「難破船」とヒット曲を立て続けに熱唱。「難破船はぐちゃぐちゃですいません。この曲は緊張してマイクが震えて、足もガクガク、いつも涙があふれるのをこらえて歌ったのを、昨日のように覚えてます」と振り返った。

ファンと乾杯し、先日リリースしたばかりの新曲「Merry Christmas,My Heart」を披露。温かい拍手に包まれると、「生まれて初めて作曲した。これでシンガー・ソングライター。ちょっと(曲が)短かったと思うけど、これが精いっぱい。作曲ってどうやるか分からないから大変だった」と誕生秘話も明かした。

「十戒」のあと、黒のジャケットドレス姿にチェンジすると、「飾りじゃないのよ涙は」「SOLITUDE」「Days」「TATTOO」「DESIRE-情熱-」のメドレーで、ファンを熱狂の渦に巻き込んだ。

休むことなくメドレーを歌いきり、「頑張れた。疲れた。『TATTOO』と『DESIRE』を続けるのは若いときもつらかった」と笑いながら、「でも、脚上がってたでしょ?」とにっこり。

「ピラティスをやってきた。皆の期待に外れないように一生懸命鍛えて、『まだ健在だ』って思ってもらえるように。『もう60か。こんなもんだろうな。こんなんなっちゃって。あーあ』って思われないように」。ファンに喜んでもらえるパフォーマンスを披露できたことに満足感を示した。

時代を二分したライバル松田聖子にも触れた。

MCも終わりに近づいたところで、「聖子さん、紅白出るんだってね」と話題転換。会場が笑いに包まれる中、「急に決まったらしいね。この間、聖子さんの『赤いスイートピー』をカバーさせてもらったけど、緊張して歌えなかった。レコーディング、何十回歌ったか。自分のレコーディングは何回かで済むのに。震えちゃって震えちゃって。詞は全部覚えてるのに、あわわってなっちゃって」。

松田のデビュー45周年を記念して11月に発売されたオフィシャル・トリビュートアルバムに参加した際の舞台裏を披露し、「機会があったら、どこかで聞いてください」とアピールした。

最後は「オフェリア」「Fin」を歌い、とびきりの笑顔でファンに手を振りながら25年を締めくくった。