フリーアナウンサー膳場貴子が1日、キャスターを務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に生出演。日本円をめぐる解説に対し、本音を漏らした。

番組では、円安が続く為替市場で、1月26日に約2カ月半ぶりに1ドル153円台に戻したことを報道。日本と米国の当局が為替介入の準備段階「レートチェック」を実施したとの見方が広がったことなどを伝え、トランプ大統領も“ドル安”を容認する姿勢を示し、円買いの動きが広がった、とした。

膳場は「これ、そもそも他の通貨に比べ、ドル安が進んでいる中での動きなので、根本的な円安傾向はどうなのかな、と。変わってないんじゃないのかな、と思うんですけど」とコメント。これに対し政治評論家で多摩大学学長の寺島実郎氏は「それ、言ったことが重要なんですよ。つまり、150円台で『円高』という言葉を使うほどに、日本はそうなっちゃったんだ、と」と解説。寺島氏は「弱い通貨同士の蹴り合いみたいな状況で、ドルに対する不信が日本よりも大きいかどうか、という形で動いているけれども、購買力平価という意味で、日本の円の実力を110円から120円と見た時に、それに迫っているというなら円高に動いて来ていると言ってもいいけど、ですね。円ドルだけではないよ」と指摘し「『アジア最弱通貨』というのが、世界で円について向けられている言葉」と紹介すると、膳場は「え~」と驚きの声をあげた。

寺島氏は「例えば人民元に対して、アベノミクスが動いて以降4割、タイバーツに対しても、台湾に対しても、シンガポールドルに対しても4割、日本円が下落している。そういう中で、財政規律がこれ以上ゆるんで、国債の日本の格付けがもしもう一段下がったら、恐怖の円安という状況に入ってきますよ。そろそろまっとうな経済学を取り戻さなきゃいけませんよね、というのがポイントですね」と詳細を説明。膳場は寺島氏を見ながら、「アジア最弱通貨、ですか…」と残念そうな様子で、ぽつりと返答した。