綾瀬はるか(41)が17日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた主演映画「人はなぜラブレターを書くのか」(石井裕也監督)初日舞台あいさつに、デコルテが開いた、セクシーな黒のロングドレス姿で登壇。登壇時から目を潤ませていたが、満席の客席を見つめ「皆さんが涙目のような、涙の後のような感じを受け、みんなで作ったものがちゃんと届いているのかなと思って、うれしい気持ちになりました」と感無量の表情を浮かべた。

「人はなぜラブレターを書くのか」は、00年3月8日に発生した営団地下鉄(現東京メトロ)日比谷線の脱線事故に遭い17歳の若さで亡くなった、大橋ボクシングジム練習生の富久信介さんにまつわる実話を元にした作品。富久さんと毎朝、同じ車両に乗り思いを寄せた少女が、悲報で初めて富久さんの名前を知った20年後、大橋ジムの大橋秀行会長に富久さんへの思いをつづったメッセージを送った実話が元になっている。綾瀬と當真あみ(19)が主人公の寺田ナズナを二人一で、細田佳央太(24)が富久さんを演じた。ナズナは定食屋を営む中、あることがきっかけで高校時代に思いを寄せた相手に、24年の時を超えて再びラブレターを書く。

綾瀬は、この日、司会を務めた日本テレビ後呂有紗アナウンサー(32)から、トークの序盤に連続で質問され「私しかしゃべってない…気になっているんですけど」と笑った。同アナから誰かに思いを伝えたい心境の変化は? と聞かれると「家族だったり、友達だったり…なるべく手紙を書こうと思っています」と答えた。

この日は、ナズナの夫良一を演じた妻夫木聡(45)富久さんの先輩の元WBC世界スーパーフライ級王者・川嶋勝重さん(51)を演じた菅田将暉(33)富久さんの父隆治さんを演じた佐藤浩市(65)も登壇。綾瀬は舞台あいさつの最後に「この作品は、誰かのことを思う気持ちだったり…言葉にできない思いを、どんな風に残していくかを、とても丁寧に描いた映画だと思います。誰かに優しくできたり、1つでも誰かに言えなかったことを伝えたり、広がっていってくれたら良いなと思います。皆さんに、この作品がもラブレターのように残るものになったら、うれしい」と呼びかけた。