歌舞伎俳優市川團十郎(48)が21日、「團菊祭五月大歌舞伎」(5月3~27日、東京・歌舞伎座)での「助六由縁江戸桜」上演に向け、豊洲の魚河岸水神社を参拝し、取材会を行った。

團十郎襲名披露興行以来、歌舞伎座では4年ぶりの上演となる同演目。00年に新橋演舞場で新之助時代に、花川戸助六を初役でつとめた時を振り返り、團十郎は「揚巻は当時75歳の京屋の(中村)雀右衛門のおじさま、髭の意休は60歳ちょっとの(市川)左團次のおじさま。父がやるような共演者の方々と、私みたいなペーペーがさせていただいた。やはり12代目團十郎がそういう環境をつくってくれた」と、父の12代目團十郎さんに感謝した。

さらに客席から見るのと、舞台で真横から見る先輩たちの存在は違うとし「本当にありがたかった」と語った。

また、長男市川新之助が口上をつとめることについて、「13歳、まだ声がわりしている。彼自身も、今までの声と、声が変わって完成されてない中で、耳が慣れてない中でジレンマというものもある」としつつ、「ゆくゆくは海老蔵を襲名する時とか、助六をやるとかさまざまなチャレンジがある時、自分が口上をつとめた経験が、演目を理解することにつながってくるので、非常に良いのでは」と話した。