俳優加藤大貴(29)主演舞台「イケないマネジメント術」(東京・ブルースクエア四谷)が6月10日から開幕した。女教師がコンセプトの風俗店を舞台に、現場で行われるリアルなマネジメントの実態を描く同名書籍を原案に、オリジナル要素も織り交ぜて届ける。このほど加藤と演出を手がけた谷健二氏がコメントを寄せ、作品の魅力を語った。
22歳までプロテニス選手として活動していた加藤は脱サラして風俗店を起業する小坂アキラを熱演する。「どの社会でも起きがちな、単純だけど忘れがちなものを再認識させてくれる舞台です」と語り「初心に戻れる部分がありつつも、面白いバラエティー感のあるシーンもあって、そうした部分の掛け算はなかなかなく、この作品の魅力だと思います」とPRした。
今回は座長として6月14日まで続く全7公演をけん引していく。共演には初舞台の役者や10歳近く年齢の離れた10代のタレントら若手が主体で「自分もそんなにキャリアが長い方でもないですが、みんなを引っ張っていって、舞台の伝えたい部分をみなさんに届けられるように頑張ります」と意気込んだ。
今回の出演を機に「自分の実力も知れたり、俳優としてもっと頑張りたいなとより思うようになりました」とも語り「舞台やドラマ、映画なども含めていろんなところに出られるようにしていきたいです」と見据えた。
今回は第36回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでフォトジェニック賞を獲得した樫又龍ノ介、仮面ライダー出演を経て、舞台へと活動の場を広げる富樫慧士、今回が初舞台となる藤原隆太郎(第38回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト ファイナリスト)ら未来を担う“イケメン俳優”たちも多く出演。女性陣には、映像作品で活動する海野優や、アーティストとしても活動する南川あるら多様な顔ぶれがそろった。脚本は、演劇企画「黒薔薇少女地獄」主宰の太田守信氏が担う。
最近も監督映画「DOPPEL」などが公開した谷氏は「書籍からドラマ化もされた作品ですが、舞台版もまた違う世界観でお届けします。初舞台が3人、10代の子が2人と、若手が中心です。なかなか映像作品ではできないメンバーですし、楽しさを感じながら取り組ませていただいています」といい、主演の加藤については「アンダーグラウンドの世界を取り上げる中でも、彼の品の良さが出ていて、不思議といやらしくならない。エンタメに中和できる清潔感があるので、ミスマッチなように見えて成立してしまう、そんな魅力があると思います。注目です」と評した。
「イケないマネジメント術」は風俗業界で20年以上、会員2万人越の人気店を築き上げた著者が明かす、裏社会流のリアルなマネジメント術を記した書籍。働く女性、従業員、経営者、それぞれの視点から人を動かし、組織を強くする極意を具体例とともに紹介。発売前に異例のドラマ化が決定した話題作として知られている。舞台では脱サラして風俗店を起業したアキラが経営に四苦八苦しながらも“イケてるマネジメント術”を身につけていく、少々エッチな業界のビジネスコメディーとなっている。



