3年間で5億円近い所得を隠し、約1億5700万円を脱税したとして、法人税法違反などの罪に問われた、インフルエンサー「宮崎麗果」こと実業家・黒木麗香被告に、東京地裁(佐々木公裁判官)は15日、懲役2年6月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡した。同被告が社長を務める広告代理業「Solarie(ソラリエ)」(東京・渋谷区)に対しては罰金4000万円とした。

ショートの黒髪で、黒縁メガネをかけ、口元をマスクで覆い、黒のパンツスーツ姿で入廷した黒木被告は、20分余りの間、終始背筋を伸ばして判決などを聞き、時折、裁判官の言葉に大きくうなずいた。

知人を介して他社から架空の請求書や領収書をやりとりした犯行について、裁判官は「単純で稚拙」「悪質」「身勝手な行動」「責任は重い」などと、厳しい言葉を並べた。一方で、前科がないことや「被告会社の代表者として責任を果たそうとしている」など、くむべき事情もあるとして「社会内で自力更生をはかることが相当である」と、執行猶予付きの判決となった理由を説明した。

黒木被告は最後に立ち上がって1度、深々と一礼した後に、裁判官の前を通る前など、さらに3度頭を下げてから退廷した。

黒木被告は、22年10月に芸能界を引退した黒木啓司さんと21年12月に結婚。今回の件については自身のインスタグラムに「深く反省しております」などと記していた。