元テレビ朝日社員の玉川徹氏が6日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。米軍による広島への原爆投下から81年となった8月6日を迎え、核兵器をめぐる昨今の内外の情勢も踏まえ「過去の話ではまったくない」とし「今ギリギリの瀬戸際にある」と、訴えた。

1945年8月6日午前8時15分、米軍が広島に原爆を投下し、市内にいた市民約35万人のうち約14万人が同年末までに死亡。長崎には1945年8月9日午前11時2分に投下され、当時の推定人口24万人のうち7万4000人近くが同年末までに亡くなった。多くの被爆者がその後も病気や不安に苦し見続けている。

玉川氏は「去年、広島に行った時に、歩いて原爆ドームまで行ったりとかですね。あの平和記念公園とか行くとですね。やっぱり考えるんですよ。今のこの世界について」と切り出し「それで、原爆投下っていうのは、過去の話ではまったくないですね」と指摘した。

玉川氏は「例えばウクライナ戦争でプーチン大統領は核ドクトリン(核抑止力の国家政策指針)っていうのを変更しました。あの以前はですね、(核使用は)核保有国家の核攻撃が前提だったんですね。しかし、ウクライナ戦争が始まって、そうじゃない。例えば核を保有してないウクライナのような国からの攻撃でも核兵器は使用できるというふうにして原則を変えてしまったんですね」と紹介。「その中身を見ると、例えば大規模なドローンなどを使った攻撃、こういう風うなことでも核は使用できるというふうにもう現実今そういうふうに変えている。今起きていることは何かというと、そのウクライナは、反撃のためにドローンを使ってロシアの国内にどんどん攻撃をしている。これはもちろんウクライナが戦争で勝利していくためには必要なことなんですけれども、実は一方で、それは核の使用とギリギリのところにもある」と、今目の前に迫る核の脅威について警鐘を鳴らした。玉川氏は「現実としてですね。プーチン大統領が選択しさえすればですね。もう80年以上使われなかった核兵器が今使われるかもしれない。そして、一度使われてしまったら使っていいんだっていうふうにに世界が思ってしまう可能性があるわけですね。今そういうふうな瀬戸際にあるというふうなことなので、全く過去のこととは考えられないんだというふうに。むしろこの過去をもう1回呼び起こしてですね。今ギリギリの瀬戸際にあるんだということをもう1回考えたいと思うんですね」と訴えた。

羽鳥アナは「唯一、核を使われた国として、やっぱり発信をしていかなきゃいけないのかなと。(日本は)世界の中で非常に重要な位置にいるんだなというふうに改めて思います。81回目の原爆の日迎えています。8月6日です」と語った。