第105回全国高校野球記念大会は23日、甲子園で決勝が行われた。昨年東北勢初の「白河越え」を達成し、史上7校目の夏連覇を目指す仙台育英を応援しようと、福島県白河市の「白河の関」のレストランではパブリックビューイング(PV)に地元住民100人以上が駆け付け、「東北代表」に大きな声援を送った。

決勝の先発マウンドに立った仙台育英の先発の湯田統真投手(3年)は白河市の隣の泉崎村出身。箭内憲勝村長(69)も「湯田統真」と名前を染め抜いたタオルを掲げて真剣に応援していた。箭内村長も泉崎中時代は野球部でサードを守っていて、湯田は後輩に当たる。

「もうね、最初に打たれちゃったけど、堂々と投げている。伝え聞くところだと、慶応の応援をマウンドの上で楽しみたいとかコメントしている。頑張ってほしい」と箭内村長は画面に見入りながら黄色いメガホンをバンバンたたいていた。

また、この日湯田がはいていたスパイクは泉崎村南側になる棚倉町の靴店「まつくつ」松本敏夫店主(54)が湯田に紹介したもの。湯田が中学3年から「とてもはきやすい」とずっと使っているスパイクだ。「踏ん張って投げてほしい。見逃さないように応援します」と熱視線を送っていた。【寺沢卓】