仲邑菫女流棋聖(14)がタイトル初防衛を目指して上野梨紗二段(17)の挑戦を受ける、囲碁の第27期ドコモ杯女流棋聖戦挑戦手合3番勝負第1局が18日、神奈川県平塚市「ホテルサンライフガーデン本館」で行われた。1手30秒の早碁戦で午後1時から始まった対局は、同2時56分、238手までで白(後手)番の仲邑が中押し勝ち。タイトル初防衛に向け、あと1勝とした。

第2局は来週25日、東京・市ケ谷「日本棋院東京本院」で打たれる。

仲邑が攻撃の手を緩めない。相手の錯覚もあって優勢を築いていく。「普段よりさらにレベルアップしているかな」。ともに2019年(平31)デビューのライバルが実感するほど。あとはリードを広げて、押し切った。「序盤から全然やっていない形で難しかった。形勢がよくなった後に緩んで負けることが多いので、それはしないようにしました。力を出し切って満足のいく碁でした」と振り返った。

過去6戦6勝と相性はいいが、仲邑の受け止め方は違う。「実力的に五分五分。負けてないのは不思議なこと。上野さんと打つときはいつもギリギリの勝負になる」と言う。目の前に1局に集中した。

3月に韓国棋院へと移籍する。3回目のタイトル戦は、最初で最後の防衛戦だ。それも特に意識はしない。「悔いのないよう、第2局も勝ち負け意識せず、自分の力を出し切れたらいいなと思います」と抱負を語っていた。