元衆院議員の山尾志桜里氏(50)は1日、東京都内で記者会見し、3日に公示される参院選(20日投開票)の東京選挙区(改選6、今回は非改選の残り任期3年を合わせた計7議席)に、無所属で立候補すると表明した。
当初、比例代表で内定していた自身の公認を見送った国民民主党への「リベンジ」なのかと問われた山尾氏は、「リベンジの考えはまったくない。一切ない」と、否定した。
山尾氏は国民民主党から比例代表に立候補する予定だったが、過去の不倫疑惑の説明内容などに党内の慎重論が強く、6月10日の出馬会見の翌11日に党側が公認内定を取り消しを発表。これに山尾氏は12日、これまでの執行部の対応などを詳細に記し、批判的な内容の長文コメントを発表。「今後は一線を画させて頂く」として離党届提出を表明するなど、「泥仕合」のような展開になっていた。
山尾氏は会見で「リベンジの考えはまったくありません。一切ありません」とした上で「参議選の東京選挙区は、衆院の小選挙区の1位争いのような選挙ではないし、7人当選する可能性がある。国民民主党の候補の方も他党の候補の方も含め、私自身は(他の候補を)非難して勝ち上がっていくような選挙戦にするつもりは、毛頭ない」と強調。「お互いに切磋琢磨(せっさたくま)、いい政策議論をして有権者、都民の判断にゆだねたい。政策議論の選挙にしたいと思っている」と述べた。
6月12日に公表したコメントでは、国民民主の一連の対応をめぐり「その統治能力には深刻な疑問を抱いております」などと記したが、今回「怒りを込めた出馬というのは、まったくありません」と主張した。その上で「国民民主党そのものに怒りを持っているということはないが、ただ、私の公認をめぐっては統治不全を感じたものですから、そういったことについては公党として改善していただきたい」と、この日も注文をつけた。「国民民主党の機能不全を、自分の選挙の論点にするつもりはない」とも語った。
山尾氏は会見で「左右の分断が進む中、中道政治をあきらめられない。再び私に仕事を託していただけるよう、しっかり訴えたい」と述べ「今回は政党に縛られない形での出馬。政治家としての国家観は、より自由度を高く訴えることができる。訴えたいのは皇室と憲法です」と述べ、女性天皇の容認や「女系天皇」も含めた議論の提起、憲法改正などに言及した。
「私は勝機はあると思っている。(皇室と憲法は)なかなか選挙の争点になりにくいけれど、心のどこかでこの国の憲法はこのままでいいのか、皇室のあり方はこのまま続いていくのか、そういう不安を持っている方は確実にいると思う。そういう方にしっかり主張を展開し、届けていきたい」とも述べた。

