中道改革連合の小川淳也代表は15日の定例会見で、立憲民主党と公明党が合流して結成された経緯から、党内で議論がまとまりにくいと評価する声があることについて問われ、「オガジュン構文」と呼ばれる独特の言い回しを使いながら、長時間にわたって説明するひと幕があった。

同党では、党内にさまざまな意見がある皇族数の確保策に関し、11日の「安定的な皇位継承に関する検討本部」の第5回会合で党として政府の有識者会議の主要2案を基本的に容認する取りまとめ案を了承し、党内意見をまとめた。ただその過程では、皇統に属する旧11宮家の男系男子の養子縁組を「容認する」という内容に関し、枝野幸男元官房長官がXに「嘘ですよね? 間違いですよね?」と記すなど、立民出身者を中心に異論が相次いだ。

小川氏は、そんな中で意見がまとまったことへの考えを問われ、とりまとめに腐心した笠浩史本部長の名前をあげながら「すべての方に敬意と感謝でいっぱいです。準備作業を整えて(議論が)スタートし、ほぼ当初願ったとおりの結論になり、安堵(あんど)している」とした上で、「ただ、党内に現在の着地点に必ずしも満足していない方を含めている現状は、極めて厳しく受け止めたい。今後も含めてある意味、発展性のある議論なんだと。途中経過ということは明確にしておきたい」と語った。

その上で「党内がまとまる、まとまらないに関しては、ご懸念もあったと思う。私も思ってもいた。一方で、なぜまとまらない傾向があるのか、これに限らずこれからも出てきます」と述べ、「一つに、野党第1党で踏ん張ってきた立憲民主党出身者の経験や立ち位置と、そうは言っても政権与党の一角としてさまざまな矛盾を抱えながらも折り合いをつけてきた公明出身の議員団との間に、経験値や立ち位置、そこから醸成されてきた価値観や優先順位に、当然と言っていいと私は思うが、当然といっていい違いや異なる点がある」と主張。「しかしそれは、今回の皇室の議論もそうですが、現実を見れば見るほど、この辺で折り合いをつけないといけないという議論と、だけど、理想を追いかけるならここでとどまるべきではないかという意見(もある)。ほとんどはそうなんです」と述べたところで、「ちょっと、言っていること分かりますか? 私、ときどき、言っていることが分かんないと言いわれるんですけど」と自虐的に確認しながら、報道陣の反応を見て説明を続けた。

小川氏は「つまり、現実を見れば見るほど、ここで折り合いをつけるべき。しかし、その意見を主張する人も、それが理想だとは思っていない。野党第1党というのはどちらかというと、きちんと理想を掲げて、そこに邁進(まいしん)することが可能でもあるし、現実に引きつけて妥協しないといけないことも少ない。でも政権与党の一角にいるということは、理想はこうと思っても、この時点では現実を重視せざるを得ない。その二つのベクトルというのは、時間軸を調整することで、すいぶんとあるべき議論、まっとうな議論になる可能性を秘めている」と口にした。

さらに「これからもあらゆる、いろんな問題が起きてくると思いますが、中道内で意思疎通をはかりながら一定の結論を見いだすというのは、そういう時間軸、時間関数を含めて理想を掲げる、理想を失わない、しかし現実をみすえた現実的な解を、その時点において見いだすこともできるというハイブリッドな意思決定、政治判断、政策決定ができる政党を目指していくということへの、一里塚になったんじゃないかという思いでおります」と語った。

そこまで4分近く、オガジュン構文がさく裂。小川氏は「ごめんなさい。ちょっと長くなりました」と断って、次の質疑に移った。