14日から今回の短期免許での騎乗を開始したライアン・クアトロ騎手(32)。代打騎乗の初戦は惜しくも2着に敗れたが、その後に当初から騎乗予定の2鞍を連勝した。「グレート! ダブル!」と満面の笑み。いきなり好発進を決めた。

前回の短期免許は昨年の7月31日から3カ月だったが、9月4日に落馬。骨折のため、期間を半分以上も残してシンガポールに移動していた。療養後にまずはドバイで復帰。今月5日に長い歴史に幕を下ろしたシンガポールでは1月20日から最終日まで約8カ月半の騎乗で40勝を挙げ、期間中にマレーシアでも1勝を挙げたという。「シンガポールでは1週間に1日しか競馬がなかったので、それでこの成績ならグレート」と話すクアトロ騎手。世界を渡り歩く男が、さらに腕を上げて日本に戻ってきた。

今回の短期免許は2カ月弱の12月6日まで。年明けからオーストラリアで騎乗予定のためだという。前回より期間が短いだけに1回の短期免許期間での最多勝記録更新よりも「できるだけたくさん勝てるように。今回は重賞を勝ちたい」と目標を掲げた。【牛山基康】