5月26日に金沢競馬場で行われた今年の地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップは船橋の本田正重騎手(37)が初優勝した。一夜が明け、その感想を聞こうと浦和競馬場で囲むと「んー、そっすね。まあ、勝てて良かったです」という微妙な反応。いかにも彼らしいとも思えたが、そういえば表彰式の表情も硬かったような…。

「隣が(3位の)赤岡さんと(2位の)吉村さんで真ん中じゃないですか。いいのかな、みたいな」。昨年までの船橋代表といえば引退した森泰斗騎手。各場の代表1人だけが出場する現在の方法になってからは初出場で、歴代の優勝者の間に立った。「初めてだったんで正直、優勝したいとかはなかったんですけど、それが良かったのかもしれないですね」と無欲の優勝。第1戦を勝ち、第2戦7着を経て、人気薄の第3戦4着で逆転した。

これで札幌競馬場で行われるワールドオールスタージョッキーズに地方競馬代表騎手として推薦される。8月23、24日の大舞台まで2カ月半。「とりあえず、それまでけがしないようにですね。地方代表として、恥ずかしくない競馬をしてきたいです」。【牛山基康】