ディクテオン(せん7、荒山)をコリアC制覇に導いた矢野貴之騎手(41)。道中は8番手だったが「前の方が団子になっているのを見て、3コーナーで『勝てるな』と思ったら、そこから心臓がバクバクして」と興奮状態で最後のコーナーを回っていたという。向正面で7番手に上がり、直線で前の6頭を次々に捉え、最後に抜いた香港のチェンチェングローリーに1馬身差。きっちり差し切った。
「大きな目標ではなく、なんとなくだったんですけど、JRAで勝ちたいというのと海外で勝ちたいというのがずっとあって。41歳になりましたけど、すごくいい刺激になってます」。今年は6月にJRA初勝利も挙げた。コリアCはBCダートマイルの優先出走権が与えられる一戦。「ディクテオンにマイルは忙しいから、たぶん視野にはないんでしょうけど、そういうのをちらつかされるとアメリカにも行きたくなりますね。今年じゃなくても」とさらに意欲を増していた。
コリアC当日のレーシングプログラムの表紙を昨年の優勝馬が飾っていたのを見て「乗らなくても来年も行こうかな」と笑うが、連覇を目指す可能性も十分にあるはずだ。【牛山基康】



