私が馬に乗り始めたのが小学4年生(10歳)くらいだったので、もう馬乗り歴は10年くらいになります。そんな私には、これまでに忘れられない、思い入れのある馬がたくさんいます。そこで、今回はそのうちの1頭、私が初めて乗った馬を紹介させてください。

その子は、私が小学4年生から乗馬苑に入る5年生まで乗っていた馬で、栗毛のかわいいポニーでした。名前は「つよしくん」といいます。とにかく人の指示に従順で、暴れることもめったになく、賢い子でした。ひと言で言えば、ポニー界のスーパースターです。障害もちゅうちょなく跳んでくれます。乗馬の大会で初めて優勝させてくれたのも「つよしくん」でした。私に騎乗の基礎を教えてくれて、何より「馬乗りって楽しいなぁ」と思わせてくれた馬でしたね。

あれからもう10年くらい経ちますが、当時のことは鮮明に覚えています。今でも、ふとした時に思い出すくらいです。「つよしくん」は、私にとっての騎手の原点ですし、大切な存在です。もう21歳くらいのおじいちゃんですが、今も元気に過ごしています。これからも長生きしてほしいと思います。

土曜は、新潟で4頭に騎乗させていただきます。6Rワイルドベティは前走(3着)で久々にまたがりましたが、一連の流れのなかで競馬ができました。すごく乗りやすくて、素直な馬。なるべく前で積極的にレースを運びたいと思います。(JRA騎手)

<今村聖奈騎手の土曜新潟の騎乗馬>

2R デクランシェ

5R エナジーロマネスク

6R ワイルドベティ

7R フロスティクォーツ