北半球の競馬は12月31日をもって終了、各種の成績が発表されています。2025年の種牡馬、調教師、騎手のトップに立った人馬を紹介しましょう。
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<北米のリーディング>
19年から北米種牡馬のトップに立つイントゥミスチーフ(父ハーランズホリデー)が25年も独走、7年連続で北米リーディングサイアーに輝きました。7年連続は大種牡馬ボールドルーラーと並ぶ大記録です。25年はケンタッキーダービー、ベルモントステークスなど3つのG1を制し、年度代表馬の有力候補に挙げられているソヴリンティを筆頭に産駒は高いレベルで活躍。前年10位から2位に躍進したノットディスタイム(父ジャイアンツコーズウェイ)に約760万ドル(約11億4000万円)の差をつけて首位を守りました。
2歳リーディングサイアーは、40頭の2歳産駒が勝ち上がったノットディスタイムが、6度目の戴冠をめざしたイントゥミスチーフをわずかにおさえました。ノットディスタイムはG1BCダートマイルの覇者で種牡馬のリアムズマップ(父アンブライドルズソング)の半弟。今年12歳と若く、近い将来は米国のトップに立つことが予想されています。
収得賞金順で決まる北米リーディングトレーナーは東地区を拠点に活躍するブラッド・コックス調教師(45歳)が21年、23年に続き3度目のタイトルを獲得しました。ヒットショーによるG1ドバイワールドカップ優勝が大きく貢献しました。
北米リーディングジョッキーは、イラッド・オルティスJr.騎手(43歳)が自身6度目となるタイトルをつかみました。25年はマインドフレーム、シソスパイシーなどでG1制覇。最後まで首位を争ったフラヴィアン・プラ騎手に1665ドル(約25万円)差をつけました。
<英国・アイルランドのリーディング>
ナイトオブサンダー(父ドバウィ)が初の英・愛リーディングサイアーに輝きました。25年はG1英インターナショナルステークスなどG1に2勝したオンブズマンなど産駒5頭がG1馬となって、ステークスウイナーも最多の19頭を数えました。2位は9月にシャトル先のオーストラリアで急死したウートンバセット(父イフラージ)で、以下ドバウィ3位、フランケル4位、シーザスターズが5位となっています。
2歳リーディングサイアーはウートンバセット(父イフラージ)が2年連続の戴冠となりました。今春のクラシック候補となっているプエルトリコやホークマウンテンが活躍、カルティエ賞の最優秀2歳牡馬(グスタード)、同2歳牝馬(プリサイス)を送ったスタースパングルドバナーの猛追をおさえました。
英・愛のリーディングトレーナー(収得賞金順)はアイルランドのエイダン・オブライエン調教師(56歳)が、昨年に続き8度目の戴冠。25年はドラクロワ、ミニーホークなど管理馬がG1で11勝を挙げました。
英・愛リーディングジョッキー(勝利数順)はオイシン・マーフィー騎手(30歳)が、145勝を挙げて5度目のチャンピオンに輝きました。
<フランスのリーディング>
シーザスターズ(父ケープクロス)が初のフランスチャンピオンサイアーに輝きました。ダリズによるG1凱旋門賞制覇、ソジーによるG1サンクルー大賞などが父を首位に押し上げました。
2歳リーディングサイアーはG1クリテリウムアンテルナシオナルに勝ったホークマウンテンを擁したウートンバセットが4度目の首位に立っています。
仏リーディングトレーナー(収得賞金順)はジャパンカップのカランダガン、凱旋門賞のダリズを擁したフランシス・アンリ・グラファール調教師(48歳)が初の首位に就きました。フランスでは皇帝と呼ばれるアンドレ・ファーブル調教師の天下が続きましたが、いよいよ世代交代の時期を迎えたようです。
仏リーディングジョッキー(勝利数順)はクリスチャン・デムーロ騎手(33歳)が年間217勝を挙げて初の仏騎手チャンピオンに輝きました。拠点とするフランスでの活躍もさることながら、日本馬に跨がってソウルラッシュでG1ドバイターフ、カヴァレリッツォで朝日杯FS、ミュージアムマイルで有馬記念を制すなど天下無双の活躍でした。
(ターフライター奥野庸介)
※競走成績等は26年1月15日現在



