18年NHKマイルCを制し、オーストラリアに移籍して現役を続けていたたケイアイノーテック(牡7、父ディープインパクト)が現役を引退し、フランスのカーウィンファームで種牡馬になることが決まった。2日、ケイアイスタリオンが発表した。

同馬は父がディープインパクト、母が10年プロキオンS、11年カペラSを制したケイアイガーベラという血統。17年6月の新馬戦(阪神)でデビュー(1着)し、18年にニュージーランドT2着をステップに、藤岡佑騎手とのコンビで挑んだNHKマイルCでG1制覇を果たした。21年1月の京都金杯を最後にJRA登録を抹消され、移籍先のオーストラリアでは4戦。全兄のフィアスインパクトは英国でデビュー後、オーストラリアに移籍し、19~20年シーズンに最優秀中距離馬に輝いている。

亀田和弘オーナーは「G1レースの勝利を目指す中で、当時何度もレースレコードを作った母ケイアイガーベラの素質を生かし、父ディープインパクトの血を受け継いだ兄フィアスインパクトがオーストラリアの年度代表馬(最優秀中距離馬部門)となり、その全兄弟になるケイアイノーテックがついにNHKマイルCを制覇出来たことは私の人生においても感動と喜びでしか有りません。このたび、ケイアイノーテックがフランスで種牡馬になることに対し、大変うれしく、新たな活躍を心から期待し、更に胸が高鳴ります」とコメントしている。