無傷の5連勝へ! プロキオンS(G3、ダート1700メートル、7日=小倉)の最終追い切りが3日、栗東トレセンで行われた。デビューから4戦無敗のヤマニンウルス(牡4、斉藤崇)は坂路で併せ馬。600キロ近い迫力ある馬体ながら、軽快な身のこなしを見せた。後続に4秒3差、コースレコードを0秒5更新したデビュー戦と同じ舞台で、進化した「怪物」の走りを見せるか。
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戦車のような迫力だ。600キロ近い大きな馬体を躍らせ、ヤマニンウルスが坂路を駆け上がる。重苦しさは全くなく、併せたヤマニンアルリフラ(3歳未勝利)と併入。4ハロン57秒4-12秒2と全体時計は遅かったが、斉藤崇師は「思っていたより遅かったが、後ろで我慢するところでも飛び出そうとせず、最後はやる気を出してくれた。問題なく調教ができたかな」と心配なしを強調した。
当初は5月の平安Sを使う予定だったが、裂蹄により回避。ここを目標に切り替えてからは順調に調整を進めてきた。「使うごとに馬は良くなってきているし、この馬なりには徐々に成長している」。馬体だけを見ても成長は一目瞭然。能力の上昇に体もしっかり追いついている印象だ。
2着馬に4秒3差をつけた衝撃の新馬戦から1年10カ月。4歳夏にしてまだキャリア4戦と、脚元を考慮して休みを挟みながらレースに挑んできた。今回も半年の休養明け。超大型馬なのに鉄砲が利く秘密は? 「分からないですね…。馬が自分でできあがっているので」と師。馬の賢さも強さの理由にあるのだろう。
もともとの期待値が高いだけに、重賞初挑戦でも楽しみは大きい。「気の強さがありながらも、乗って引っ掛かることがない。もっともっと先のことを考えてしまう馬。ここを通過点としたい」。舞台は衝撃のデビュー戦と同じ小倉ダート1700メートル。あの時を超えるスピードでまずは1つ、タイトルをつかみたい。【下村琴葉】
▼武豊騎手(ヤマニンウルスには3走前、前走に続く3度目の騎乗) 楽しみですね。能力の高さを感じるし、まだ底が見えない。2回ともいい感触とは言えなかった中での楽勝だったし、大物感がありますね。
◆JRA重賞の最高馬体重勝利 昨年のプロキオンSで、ヤマニンウルスの僚馬ドンフランキーが記録した594キロがJRA重賞における最高体重勝利記録。ヤマニンウルスは前走時582キロで、2日時点の測定では586キロだが「競馬に行くと増えるので」と斉藤崇師。当日の馬体重は要チェックだ。

