夏の大一番、札幌記念(G2、芝2000メートル、18日)の追い切りが14日、函館、札幌競馬場で行われた。「追い斬り激論」は、函館担当の下村琴葉(ことは)記者が連覇を目指すプログノーシス(牡6、中内田)は盤石とジャッジ。井上力心(よしきよ)記者は昨年3歳ながら2着に健闘したトップナイフ(牡4、昆)に逆転の可能性を感じた。また、武豊騎手と初コンビで挑む21年のダービー馬シャフリヤール(牡6、藤原英)は函館ウッドで最終リハを終えた。
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井上 札幌は昨年がうそのように涼しくて人にも馬にも優しい気候だよ。函館はどう?
ことは 雨は多いですが過ごしやすいですよ。名物のラッキーピエロとやきとり弁当を食べました! 涼しくておいしいものも多くて最高です。
井上 そんな魅力たっぷり函館のイチ押しは?
ことは 連覇のかかるプログノーシスです。芝コースで3ハロン43秒7-11秒8(馬なり)。不良馬場でも動きは鋭かったですし、体がぶれず、ゴールしてからも伸び続けていたのが印象的でした。
井上 速い時計は実質ラスト1ハロンのみ。栗東でしっかり乗り込んできたとはいえ、少し軽くない?
ことは ご心配なく。馬なりでさらっとは狙い通り。清山助手は「今日は確認程度。馬が進む分だけという感じ。(手綱を)放したらトップスピードに入りそうなくらいだった。馬の状態は昨年より絶対にいい」と自信を深めていました。
井上 昨年は仕上がり途上の感もあった中であのパフォーマンス(4馬身差V)だったとか?
ことは そうなんです。万全でなくとも勝ちきれるのがこの馬のポテンシャルの高さ。同助手は「驚かされてばかりです」と言います。次走はオーストラリアのコックスプレートを視野に入れています。必ず弾みをつけてくれるはずです。
井上 僕は昨年2着のトップナイフにリベンジの可能性を感じている。札幌芝コースで5ハロン64秒2-11秒9(末強め)。回転が速くてスピード感たっぷり。動きに迫力を感じたし、上積みは大きいと思う。
ことは でも、函館記念(10着)は負け過ぎでは?
井上 昆師はこの馬の能力を高く買っている。「前走の敗因は手術明け(※)としか考えられない。順調にきたし、元々能力の高い馬。昨年は斤量(3歳で55キロ)を考えてもG1馬がいる中で底力がないと2着には来れないよ」と前向きな言葉が並んだ。
ことは 洋芝も合っていそうですし、前に行くとしぶといですよね。
井上 今回の追い切りでも地面をしっかり捉えていたし、ノメる感じは一切ない。力の要る馬場への適性は高いんだろうね。
ことは レースが待ち遠しくて早く札幌に行きたい。締めパフェもあるし。
井上 やっぱ札幌も好きなんだ。
※菊花賞出走時に膝蓋(しつがい=膝の皿)が外れてゲートを出られなくなり、その後に手術を受けた。

