世界テコンドー連盟(WTF)は16日の記者会見で、蹴りを防具に付いた電子センサーで判定するシステムを、リオデジャネイロ五輪ではこれまでの上半身だけではなく頭部にも適用すると発表した。

 電子センサーはロンドン五輪で導入されたが、頭部への蹴りは目視で判断されたため、審判員の位置によって有効打を見逃すケースなどがあった。今大会の変更で、趙正源会長は「より公正で透明性の高い競技になる」と自信を示した。