今節は新車で挑んだ武藤博臣(43=川口)が、7R準々決勝戦Bで快勝。さっそく結果を出した。中団の争いを制した武藤は、逃げる福田裕二を突破。5周1コーナーで首位を奪った。「せっかく購入したので新車に乗り替えた。調整して3日目は、レース前からエンジンの感触が良かった。自分のイメージに近くて、いい状態で行けました。準決勝戦に向けては、タイヤを交換するぐらいしか考えていません」。納得の様子でマシンを自己評価した。
今年1月にデビューした、39期生の新人女子レーサー九門結衣の師匠として指導に当たっている。「とにかく、人に迷惑をかけないように教えるのが役目だと思っています。命に関わる世界なので、甘やかすばかりでは良くない。まだ18歳だから教えるのは大変だけど、業界に恩返しする意味でも時間をかけて1人前に育てないといけないですね」。教育方針を語った。28期生の武藤は、養成所の教官が絶賛した好素材。07年のSGオートレースグランプリ完全優勝は、今でも語り継がれている。「昔なので忘れました(笑い)。もちろんうれしかったけど、G1戦(09年の船橋オート祭で優勝)の方が印象に残っています。その大会でけがをしたあと、復帰してから勝てたので。休日は近くの市場やラーメン屋で、お酒を飲みながら食事するのがリフレッシュ方法。最近は、うなぎも好き。機会があれば、森且行さんオススメの店に行ってみたい。でも、うなぎは値段が高いですね」。今後の抱負を聞くと、「もうひと花咲かせたい。その意味でも新車を買いました。できるだけ頑張ってみます」。天才と呼ばれた男が、復活に向けて意欲をみせた。





















