【バンクーバー(カナダ)1日(日本時間2日)=鎌田直秀】なでしこジャパンMF澤穂希(36)が、男女通じて世界初の6大会連続出場となる経験を生かし、あえて気持ちの高ぶりを封印した。バンクーバー入りすると、宿舎で軽めの朝食をとり、時差ぼけ早期解消などのため、直ちに練習を開始した。ランニングではFW大野らとじゃれ合うなど、リラックスした表情。「(日本にいる時と)気持ちは特別変わらないです。まだ早いです」。決戦の地に踏み入れても、過度な緊張は感じさせなかった。

 今大会の人工芝開催は、澤にとっても初体験だ。疲労蓄積が予想され、36歳の体にはプラスではない。昨年10月のカナダ遠征2試合に招集されず、初戦スイス戦、2戦目カメルーン戦が行われるBCプレイスのピッチを体感することはできなかった。この日、W杯本番で着用する新スパイクを初めて試し、走りや、ボールを蹴る感覚を確かめた。

 連覇には、前回より1試合多い7戦を戦い抜かなくてはならない。全試合出場は難しいかもしれないが、「全然大丈夫」とベストを尽くす覚悟はできている。8日(同9日)の1次リーグ初戦スイス戦に出場すれば、日本人前人未到の代表200試合目となる。